我が家のライラックも咲いた
札幌市では、1960年に、市木はライラック、市花はスズラン、市鳥はカッコウ、と決めている。
また、札幌市では、毎年、5月の中旬頃、さっぽろライラックまつりを行っているが、昨年と一昨年とは、新型コロナのパンデミックのため中止していた。
今年は、3年ぶりに、第64回さっぽろライラックまつりが、昨18日から29日(土)までの間、大通り公園他で、再開された。
例年、祭りの初日には、時間を限って、ライラックの苗を、市民に、会場で、無料配布していたが、今年は密接を避けるため、札幌市民に限り、申し込みの上、抽選での当選者に対し、自宅まで配送する方法で配布される。
我が家にも、以前のさっぽろライラックまつりで無料配布された若木があり、その若木が、紫の花を見せ始めた。
ライラックは、普通の花木よりは花着きが良く、若木でも花をつけるので、素人には扱いやすい花木だ。
ライラックの開花時期は、5月下中から6月上旬の間で、咲いている時間、つまり花持ちは長い。
ライラックの花が咲くころ、札幌は気温が急に低くなることがあり、これをリラ冷えと称している。
リラ冷えの起源は、滝川市江部乙在住の俳人、榛谷(はんがや)美枝子さんが、1960年に詠んだ句、「リラ冷えや 睡眠剤は まだ効きて」からと言われている。
リラ冷えは、ホトトギス派では、まだ、俳句の季語にはなっていないようだが、ネットの別の季語辞書では、俳句の季語として扱っているようだ。
ともあれ、ライラックの花が咲き、緑が濃くなると、何かしら心がうきうきして、昔取った杵柄と、昔できたことは、今でも同じようにできるような気がする季節となり、年寄りにはとても身体的に危険な時候にもなる。